横浜市「議会報告会」&ミニパーティ開催しました。

市民が政治を身近にする為に

横浜市議会報告会&ミニパーティを開催しました。
2/8緑ネット事務所において横浜市議会議員の若林智子さん(神奈川ネットワーク運動)を招いて、「横浜市議会報告会&ミニパーティ」を開催しました。12月の横浜市定例議会おいて私たちの議論の的となった「横浜みどり税」や山内図書館の指定管理制度問題などを中心に報告してもらいました。
「横浜みどり税」については自民、公明党も議会採決される前の事前議論では「経済状況が厳しいな中で、市民の理解が得られるのか」などの慎重論や「本当に、行財政改革を尽くしたのか」という声もあった中で決議に難色姿勢を表していたようですが、いざ採決となると賛成の票に投じた状況を説明してくれました。行政の対応についても、広報紙を4万から11万部に増やした経過、また刷りましした広報紙も横浜市の一部(栄区)にほぼ全世帯に配られていた実態も明らかにしてくれました。
栄区は昔から環境問題、市民活動が盛んなところだけに、ちょうど現在栄区では「瀬上の森」開発問題があり、行政側としては「みどり保全の為」とする税制に共感度を期待した為に全戸配布に至ったのでしょうか?
また、横浜みどり税の広報紙の刷りまし費用に関して、どのくらい経費がかかったか問い合わせした時には、自前のコピー機で行った為に費用は発生していないとの答え。何か変ですよ!
「図書館民営化問題」についても、そもそも「指定管理者制度」自体がよくわからない制度です。指定管理者制度は図書館だけでなく介護関係施設や地区センターなどの運営などにもすでに運用されているもの。この制度が広く浸透してきた経過には小泉内閣の「構造改革路線」に起因しているとも言われています。その運用活用にはメリット、デメリットがいつも付きまとうことになります。「公の施設」において、行政として経費削減等の理由から移行して出来るもの、すべきでないものがあるのではないでしょうか?
横浜市青葉区の山内図書館の指定管理者制度については「図書館の存在意義」を重く考えるべきであり、「公共の施設」として位置付けは大きく、市民にとって「図書館は知の砦」とまでいわれる重さがあります。指定管理者制度以前に市民社会における「図書館のもつ意味」について考えるべきではないでしょうか。
横浜市の定例議会の「議案、決議結果報告」のコピーを参考にしながら会員および当日参加してくれた方と忌憚ない意見交換会ができました。報告会終了後も参加したメンバーとともに国政情勢やアメリカと日本の違い、文化論など幅広く話し合いが出来ました。「生活=政治である」ことを意識的に実感出来た時間です。運営委員メンバーの手作りケーキ、フルーツ等も手伝い、とても楽しい一時が持てました。今後も定期的にこのような機会を設けたいと考えます。

神奈川ネットワーク運動
緑ネット 代表  熊谷暁