危ない「安倍政権」の集団自衛権容認は許さず!

~戦後69年の『平和』の中、戦争で亡くなられた方々の想いを~

 

今日、1945年の終戦(敗戦)から69年目を迎えます。戦前の軍国主義、国家体制のもとに多くの人たちが国内外を問わず犠牲となりました。改めて「哀悼の意」を表したいと思います。

戦後の現在において、我が国が直接、戦争に加担せず、一人の犠牲者も出さなかったのは「日本国憲法」の存在が大きかったと言えます。憲法9条の存在意義は、我が国のみならず世界平和に貢献しています。尊い命を先の戦争で亡くなられた方々に対して、しっかりと誇りをもって今後も伝えて行きたいです。

【第二次安倍内閣の暴挙】

20121226日に自民党と公明党で成立した「安倍政権」は市民にしっかりと議論を投げずに、数の「論理」において、国会で強行採決を決行しています。最たるものが「特定秘密保護法」!そして、201471日には「集団的自衛権」容認の閣議決定を行ない、それに基づく法整備に取りかかっています。

【「集団的自衛権」容認の怖さ】

「集団的自衛権」とは自国と密接な国が武力攻撃され、自国が攻撃されていなくても実力を持って阻止出来る権利とされます。日本で言うならば「日米安保条約」に基づき、アメリカが攻撃されたなら、日本が攻撃されていなくても反撃する権利を意味します。

戦後日本が、日本国憲法下で「集団的自衛権」を長く容認してこなっかった事は「専守防衛」に徹することでありました。防衛庁のホームページにも、今年の77日までは「集団的自衛権は認められない」との記述が掲載されていたにも関わらず、7/1の安倍政権の「集団的自衛権」容認発言を受けて、その文言が削除されています。

現在の日本においては日本国憲法とりわけ憲法9条のある中で、「集団的自衛権」を認めていなかった中、安倍内閣では解釈を変更し、第三国等においてもアメリカが攻撃されれば、「集団的自衛権」の範囲として戦争に加担出来る「道筋」を探っているのです。誰にとっての「集団自衛権容認」なのでしょうか?超大国のアメリカに対して「日本国」の「威信」とアメリカに対して、時の政権が「良い顔主義」によるところ大きいです。

何よりも安倍晋三総理の「政治理念」による所が大きいです。彼の言う『美しい日本』とは「愛国心」を煽り、世界に冠たる「強い国家像」であり、経済と共に『軍備』もしっかり確立した国家であります。

自民党内でもこの決定に疑問をようする議員も出ている中で『閣議決定』は許されるものではありません!安倍総理は以前、とある大学の講演会で「核武装も止むなし」発言があり物議を醸し出しました。また自民党の石破幹事長は「徴兵制」導入戦後直後の子供に前向きです。

【反戦・平和な世界を目指す為】

世界各地で今なお、戦争、紛争が絶え間なく起こっています。その中で日本が果たす役割は何でしょう?日本国憲法を守る事、そして憲法9条の理念を世界に知らしめす事、その活動を日常の中で示して行く事が大事だと考えます。現在、「憲法9条」にノーベル平和賞をとの動きが全国で働き掛けされています。

平和の尊さと共に、悲惨な戦争を語り継ぎながら、しっかり歴史から学び得ることです。

市民レベルでの世界各国との「民衆交流」、支援活動は国家の枠を超えての平和活動です。人と人との人間関係の構築により「反戦・平和」を訴えます。

 

神奈川ネットワーク運動

緑ネット代表 熊谷暁