横浜市「G30」の実態は?

横浜市「G30」の実態は?
            市民への報告は正直に!!        

「G30」とは
 横浜市では、平成22年度のごみ排出量を平成13年度に対し30%減らすという目標をたて、市民・事業者と一緒にごみの減量・リサイクルをすすめ、循環型社会の形成をめざす「環境行動都市の創造」に取り組んでいます。
 昨年より私たち市民は、ゴミ削減のため、10分別15品目にゴミ・資源を分別し、その結果、横浜市のホームページでは、家庭ごみが31.7%削減されたことが報告されています。
 しかし、その一方で、削減の一番の立役者である「古紙」の行方が正しく報告されていないことがわかりました。
「古紙」の実状は
 古紙・古布とも横浜市が回収した物がそのままリサイクル業者に引き渡され、その結果、横浜市は古紙・古布ともに、100%のリサイクルとしてカウントしています。しかし、異物などはリサイクル業者で分別され、事業系ごみとして処理されていたり、古紙については粗悪であるため輸出先から返却されているなど、トラブルや正しいリサイクル率は市民の耳に届いていません。
 また、プラスチック・古紙・古布の回収のための車が以前より多く市内を回っていたり、プラスチックについては、新たに民間中間処理施設3社に委託して選別・梱包を行っています。
 平成17年度の資源循環局の予算は約450億円で、一般管理費(人件費など)約220億円を引いても、ゴミ処理やリサイクルにかかる費用は約230億円となります。リサイクルにはお金がかかります。
 一方、17年度に市が回収した古紙の総量と、市がリサイクル業者に売却した量とに回収量の約1割にあたる5,703トンの差があることがわかりました。
 年間の平均落札価格5円37銭(1キロ当たり)で換算すると少なく見積もっても約3063万円も請求漏れをしていることになります。
「住民監査請求」を行ないました。   
 7月12日、市民が横浜市資源循環局の古紙回収業者への約3063万円の請求漏れについて住民監査請求を行いました。
 行政は市民の事務局です。よりよい横浜市を作るためには、市民に対し正しい情報を提供するのが行政の仕事ではないでしょうか。緑ネットではこれからも市民生活に密着した活動を行っていきます。
横浜市のゴミに関する資料です。

回収量
http://www.city.yokohama.jp/me/pcpb/data/dat1.html#hiyou
売却益・委託料
http://www.city.yokohama.jp/me/pcpb/kankyo/baikyaku.pdf
ゴミ処理にかかる費用
http://www.city.yokohama.jp/me/pcpb/data/dat1.html#hiyou     
横浜コミュニティーネットホームページ
http://yokohama.kgnet.gr.jp/