5/20鴨居駅北口で、地方議会の議員年金制度の廃止を求める署名活動を行いました。
夕方の家路につく人たちが行き来する中で、チラシを撒き、署名への賛同を呼びかけました。
駅頭スピーチには、通りがかりの市民が多数耳を傾けてくれ、議員年金の「特権的、優遇制度」に対して「やっぱり無くすべきよね」と快く署名に協力してくれました。家路に急ぐ方も、チラシだけは受け取り「あとでゆっくり読むよ」という会社帰りの方もいました。
市民にとって自分たちの税金がごく一部の「議員」に注ぎ込められている事への矛盾。そして、一般市民の年金制度と議員年金の乖離された問題に気付いた時、初めて議会改革の意思が芽生えます。政治は政治家にお任せではなく、市民が主体のものです。市民が政治家の行いを「監視」する日常的なチェック機能が必要です。
神奈川ネットワーク運動は2001年から議員年金制度の廃止に取り組んで以来、その活動がテレビ、新聞等マスコミが挙って取り上げてくれました。そのことが全国の意思ある市民が反対、廃止に向けての行動を起こし、国会議員の議員年金制度は2006年に廃止となりました。(ただし、経過措置としての課題は残りましたが)次ぎは、県市町村レベルの地方議会の議員年金廃止です。悪しきに習慣化された特権年金制度を皆さんの声で無くしましょう。
平成の市町村合併により議員年金の積立金も底をつきます。茨城県議会では廃止を求めて全国知事会議にその旨の提案もありました。国会では3月30日に検討会がスタートしています。今後の動向に注目です。地方議会議員年金制度廃止に向けては、おおぜいの世論の共感を広めることが必要です。
横浜市では2008年度の議員年金制度に対し公費負担金(私たちの税金)が約1億1290万円も投入されています。「100年に一度の大不況」と称される中、失業、転職を余儀なくされる雇用状態はますます厳しさを増しています。市民は不景気の中で家計を切り盛りし、老後に対する不安も高まっています。
市民がこのような状態の中、議員だけが老後の安定を保障されている「議員年金制度」を我が物の顔で、生活していることは不条理なことです。良識ある議員はこの制度に反対しています。国会議員の議員年金制度が廃止されたにも関わらず、地方議会の議員年金制度が存続し続けることは不要です。
皆さんの声、意思により「おかしい政治、制度」を変えていきましょう。横浜市議会に対し「議員年金制度廃止に向けての請願署名」を6月中旬までに提出します。
是非、市民としてのあなたの声を署名用紙に反映させて下さい。
神奈川ネットワーク運動 緑ネット
代表 熊谷暁