横浜市教育委員である田村教育長が辞任、3月末で辞職することとなりました。3/8日に林・横浜市長に辞職願を提出し同意を得、翌日の9日の臨時教育委員会において辞職が承認されました。(後任は山田功・市民活力推進局長が3/26に議会において承認されました。)
田村教育長は昨年8月4日に横浜市教育委員会で採択された「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版歴史教科書を市内8区に採択させた今田教育委員長と共にする責任者であります。
採択後における国内外からの批判に対しても、「教科書は検定に合格している。真剣に議論し、適正な手続きで採択した」と繰り返すばかりでした。マスコミによると林横浜市長と考えが合わなかったとされますが、一連の市民の反対運動・抗議の責任を負わさせられたものでしょう。しかし、今回の「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版を採択に導いた張本人たる今田忠彦教育委員長は在籍されたままです。どうか今田教育委員長。田村教育長に続いて昨年の8/4「横浜市教科書採択」を白紙撤回し、辞職することを要望します。それが、平和を願う市民の率直な気持ちです。
【「自由社版中学歴史教科書」採択に反対署名活動にご協力下さい。】
緑ネットでは「横浜教科書採択連絡会」の反対署名活動を展開しています。緑区の最寄の駅において駅頭、街宣活動を通し、署名の協力を訴えると共に、市民団体のメンバーに署名の協力をお願いしています。
日曜の駅頭では遊びに出掛ける中学生(今回の自由社版を使用する生徒さん)の皆さんとも直に話しが出来ました。多くの中学生は実際に教科書が変更なることも知らない子でしたが、中には先生に「実は今度こんな教科書が採用された」と聞いている子もいました。現場を担う教師、先生が困惑しているのです。
【第3回こんな教科書はいらないー市民集会開催します。】
「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を使用することに反対する市民団体だけでなく、おおくの現場の校長、先生も今回の採択に戸惑いを表しております。どのように授業を進めるか?良識を持っている人ほど悩んでいます。
4/9「第3回こんな教科書はいらないー市民集会」が、かながわ県民センター(横浜駅徒歩5分)において午後6時30分から開催されます。
当日は横浜教科書研究会(大学教授の集まり)による自由社版の歴史教科書の問題点を専門的な立場からわかり易く解説して頂きます。「扶桑社」「自由社」が「つくる会」として何を「教科書」を通し、市民に教え込もうとしているか、必見の市民集会となると考えます。一人でも多くの皆さんの参加をお待ちしております。
神奈川ネットワーク運動
緑ネット代表 熊谷暁