放射能汚染水の海洋放出に絶対反対!
2011年3月11日「東日本大震災」により、福島第一原発事故は発生しました。明らかに「人災事故」です。地震・津波により電源と冷却水を失い、爆発。原子炉内では核燃料がメルトダウンしました。国内だけで無く、世界にも多大の影響を与え、未だ現地を含め多くの被災者を出しています。
現在緊急問題になっているのが、放射能汚染水処理です。原子炉の中で溶けた核燃料=デブリを冷やす為に大量の水を必要とします。そして、建物に流れてくる地下水や雨水が核燃料に触れて「放射の汚染水」が発生しています。東京電力は、この汚染水を敷地内保管しています。
汚染水はALPS(多核種除去設備)で処理を行って
いますが、現在では100万トン(タンク1000基)以上も保管されていす。ALPSで除去処理出来ないトリチウムや炭素14は「処理水」の中に残されたままです。また、除去できるとされているストロチウム90やヨウ素129、ルチニウム99などは基準値以上も残留しているとの報告もあります。ALPSはこの間、何度もフィルター破損を起こしています。
日本政府は、2021年4月13日に「処理水」を2年後に放水する方針を決めました。安全性が確保されていない「汚染水」の海洋放流は絶対してはならない事です。
海洋放流を反対する理由として①取り除くはずのものが取り除けていない。②トリチウムには内部被ばくのリスクがある。③福島原発近隣だけで無く国内の海が汚染される可能性があるからです。これ以上、未曾有の原子力発電の事故の被害を拡散させない為にも、放射能汚染水海洋放水は絶対行ってはならないことです。
神奈川ネットワーク運動 緑ネット
代表 熊谷 暁