「7/22『捨て猫・野良猫・保護猫活動』学習会」無事開催出来ました。

前回お知らせしました表記学習会終了しました。当日、12名の参加でしたが、緑ネット会員外にも6名の参加がありました。それぞれ、自分の今回の学習会への参加の想い、課題も共有出来ました。

講師の森永愛さんが、実践活動を通じての「保護猫活動」の具体的お話、横浜市の行政の在り方を指摘してくれました。野良猫の多発している区内の場所(十日市場、北八朔、台村町)を地域限定として500部ほど配布。関連運動団体とする生活クラブ生協グループの施設(霧が丘デポー、つつじが丘デポー、福祉クラブ生協るるる・みどり)にもチラシ掲示させて頂きました。

 

今回の講師とする森永愛さんと同じような「横浜動物適正飼育推進員」が緑区で3人おられ、区内で活動されているとの事。横浜市全体とすれば58人ほど登録。その方の活動のおかげも含め横浜市の「野良猫」殺処分はゼロ件との状況との事です。

 

緑区内に多発・野良猫化した猫たちの情報が入ると、現地調査し確認の上に『捕獲器』を設置し保護するそうです。なかなか行政からの情報は少なく地域住民の方から情報が多いそうです。猫の繁殖力はすごく多い年には年に4回出産する事もありとの事。捕獲された猫たちの年齢もいろいろです。生まれたばかりの子猫の親、子猫や単独行動している猫もいるそうです。保護しても長年、地域の中で育った大人猫は保護しても人間に対する警戒心が強く、捕獲しても譲渡対象とはせずに「去勢・避妊」処置し、片耳を三角に一部カットし、元の場所に戻す「TNR」活動をしています。(横浜市も推奨している)

 

横浜市でも保護猫として捕獲された1頭に対して5000円補助金ありですが。(昨年度の申請では2046頭の申請あり。認可されたのが2000頭ほど)でも、保護猫活動されているメンバーの負担が大きく「去勢・避妊手術代」また申請に必要なワクチン接種代、ダニ対策費、申請に必要な写真複数枚等々の諸費用は、緑区内では10,000円から50,000円程との事です。去勢・避妊手術も各動物病院により違いもある情況。森永さんは、保護猫活動に協力的な都筑区、港北区の病院を利用しているそうです。横浜市の各区にある「生活衛生課」が「捨て猫、野良猫、保護猫」の担当窓口局で、必要承認されれば『捕獲器』を貸し出してくれるそうです。

その他にもいろいろと教えて頂きました。動物と人間との理想共存社会を目指す中で、考えさせられる有意義な学習会でした。

 

地域政党とする私たち神奈川ネットワーク運動 緑ネットとして、今回の学びから行政に対し問題点を整理した上での働き掛け、市民に皆さんへの情宣活動を広めて行きたいと考えています。

神奈川ネットワーク運動 緑ネット

代表 熊谷 暁

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