横浜市教科書採択、今回も「危ない教科書」は採択され ませんでした。
8/2に横浜市教育委員会において「横浜市中学校教科書」が採択、決議されました。2025年4月から4年間使用される『市立中学校教科書』です。教育委員会メンバー構成は、教育長と5名の教育委員です。
以前、悲しい事に地域の教師、校長も危惧されていた「新しい歴史教科書をつくる会系=(自由社、育鵬社)」の教科書が採択されました。横浜市だけでなく、県内、全国でも、私たちの目指す社会は二度と戦争を起こさないと誓った「平和憲法」を守る事でした。
しかし、それに反する戦前の世の中を賛美する「戦争を容認する」「国家主義」社会の教科書が承認される世の中、色々な自民党を中心とする政治施策を見ても、もはや「戦前=戦争の出来る国」に戻りつつあると思います。
今回の横浜教育委員会は『自由社」『育鵬社』の教科書を採択しなかったのは、これまでの市民の地道なる「危ない教科書反対」の成果と考えます。。ただし、まだまだ課題はあります。
18区ある各区での地域の先生たちの意見を十分反映されずの横浜市全域での一律の教科書採択問題。教科書採択においての教育委員の無記名投票など今後の課題は残ります。長く横浜教科書採択問題に取り組みし、危ない教科書とする「新しい歴史教科書をつくる会」系の自由社、育鵬社採択に反対してきた緑ネットとして、今後もこの問題を注視していきます。
以下に各教科書の採択結果を表記します。
国語-光村(6)
書写-教出(6)←光村
地理-日文(日文4:帝国2)←帝国
歴史-帝国(6)
公民-帝国(6)←東書
地図-帝国6(6)
数学-東書6(6)
理科-啓林館(6)
音楽一般-教芸(6)
音楽器楽-教芸(教芸5:教出1)
美術-日文(6)
保体-Gakken(6)
技術-東書(6)
家庭-開隆堂(6)
英語-光村(6)
道徳-日文(日文4:教出2)←東書
神奈川ネットワーク運動 緑ネット
代表 熊谷 暁