「令和の百姓一揆」米騒動
3/30、全国的に問題となっている米不足。米の価格が高騰する問題の中、持続的な農業を求めて全国の農家が中心となり、都内において「令和の百姓一揆」と称して集会デモ活動が行われた。(他にも全国で同時刻に合わせて抗議活動)デモには何台ものトラクターを先頭にする3200名もの農民だけでなく、その呼びかけに答えて賛同した多くの市民も参加。今回の米騒動、国の農政に不満を持つ人たちが多数参加した抗議活動です。デモの主催とする「令和の百姓一揆実行委員会」は「日本の食と農を守ろう」「農業の未来を守ることは子供の未来を守る事」とのスローガンのもとで抗議活動。有名学者や著名人、意志ある議員もおおぜい参加した集会、デモ活動でした。
日本人の主食とされるお米。そのお米が品不足なって市民、消費者が改めて、日本の農業の問題、農家の現在おかれている状況を学ぶことになりました。農家の現状は時給に換算すると10円ほどの信じられない実態であり、欧米諸国の水準並みに農家の所得補償を行う事が必要であると改めて自覚するきっかけとなりました。
日本は長年にわたり、米が余り過ぎると事から「減反」等々による誤った政策が、日本の農業を逼迫させていると思います。本当に大切とする「食の安全保障」なるものが必要と考えます。
現在の日本の食料自給率は2年前のデータでは40%を下回り38%(カロリーベース)まで落ち込んでいます。1960年においては79%もあったとされる事を比較しただけでも酷い情況である事がわかります。先進国の中では最低の水準とされています。
東京大学教授の鈴木宜弘さんが強く主張する「世界で最初に飢えるのは日本」であると。私たちは、人間生活において一番大事とする「食の在り方」「農業の在り方」をしっかり学ぶべきと考えます。
神名川ネットワーク運動 緑ネット
代表 熊谷暁