横浜開港祭に自衛隊護衛艦「いなづま」の一般公開に反対します!
毎年開催されている「開港祭」。今年は5月31日(土)~6月2日(月)「第44回横浜開港祭(主催:横浜開港祭協議会)」が開催されます。横浜開港祭は、例年、港に感謝し、市民と共に横浜の開港記念日である6月2日を祝い、賑わいのある様々な催しを実施し、まちづくりと観光の活性化を図るために開催される『市民祭』とされます。(6月2日、横浜の学校は休みとなります。)
その開港祭の5/31と6/1の両日に横浜ハンマーヘッド9号岸壁において、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」の一般公開が予定されています。(今までも自衛隊の兵器を展示開催されています)
市民が祝うとされる開港祭において、戦争に従事する護衛艦の展示、一般公開は、民間港湾とする横浜港を軍港として利用を推し進め、市民に認めさせる機会とするものと危惧します。
私たち神奈川ネットワーク運動では昨年、横浜港にある「横浜ノースドック」に対して反対の活動としてアンケート活動、署名活動を行いました。ノースドックは米軍の装甲車や榴弾砲など輸送の拠点であり、陸上自衛隊の出動拠点にもなっています。 また「有事」に部隊を展開する際のRSOI(受け入れ、在中作戦準備、前方展開、戦力統合)拠点になっており、海軍特殊任務船の拠点にもなりますそのほかにも様々な揚陸作戦資材が置かれています。昨年、新たに配備された小型揚陸艇部隊の運用が始まりました。国内外への迅速な部隊や物資の展開を行うとしているが、港を管理する行政が全面返還を求めてきた中での機能強化に「実戦的な運用へと移行する可能性が高い」と市民から心配されています。
今回の護衛艦「いなづま」は全長248メートル、最大幅38メートルで、空母と同様に、艦首から艦尾まで甲板を持つのが特徴。 政府は短距離離陸できる最新鋭ステルス戦闘機「F35B」の艦載を視野に、事実上の空母への改修を検討していると言われています。
私たちは「反戦・平和」の立場において、「二度と戦争をしない、させない世の中、国」を目指す為にも、「横浜開港祭」に護衛艦「いなづま」の一般公開に反対します。
神奈川ネットワーク運動 緑ネット
代表 熊谷 暁