国際園芸博覧会、更なる建設費増額に!
2027年の国際園芸博覧会(「花博」)が2027年3月9日から9月26日の間、開催される。その建設予算は当初320億円だったが、更に増額の417億円に膨大している。そして、6月5日の市会本会議で、この予算額とは別枠として新たに主催者の園芸博協会が出展する2つの施設に、建設費78億6千万円を横浜市が全額負担する決定がなされた。
「花博」の建設費は国と経済界が3分の1ずつ、残りの3分の1を横浜市と神奈川県が負担することになっている。しかし、この別枠の建設費は横浜が全額負担。横浜市の建設費分担金111憶6千万円にプラス78億6千万円の膨れ上がる事になる。
今回の計画では、来場者を見込み交通網の整備がなされると。1日の最大来場者数を最大10万5千人と想定し、会場周辺の4駅(瀬谷、三ツ境、南町田グランベリーパーク、十日市場)から最大計820便のシャトルバスを走らせるとした。私たちの住む横浜市緑区にある十日市場駅バスターミナルもその一つ。最大でピーク時には1時間に60本のバスを運行させると。今でさえ頻繁なバスの運行状況の中で、シャトルバスは1分に1台が乗り付ける事になるわけで、ターミナル自体の安全性も気になる問題を含んでいる。
以前に私たちが取り上あげた『2027横浜国際園芸博覧会(「花博」)開催に反対!いらない!』https://midori.kanagawanet.jp/blog/2024/05/12/3895/
を投稿しました。莫大なる予算の上での地域住民に愛されていた自然を壊しての計画に反対しました。今回、計画されている2027国際園芸博覧会は開催自体に疑問を擁する所です。
横浜市の限られた予算の中、大きなイベント開催にお金を投じるより、優先順位の高い多くの課題があると思います。今回の横浜市のこの国際園芸博覧会が結果的に赤字となれば、2009年に開催され大きな赤字を出した横浜「開国博Y150」の二の舞いとなり、市民に大きく負担が生じる事になる。
今後の横浜市の動きを注意していきたい。
開国博Y150の赤字の責任 市民が負担!
https://midori.kanagawanet.jp/blog/2011/01/16/3442/
「開国博Y150」は有益だったのか?問題点とは!
https://midori.kanagawanet.jp/blog/2009/12/15/3450/
神奈川ネットワーク運動 緑ネット
代表 熊谷 暁