福島原発の汚染水海洋放流!断固反対!閣議決定で決めるな‼
福島第一原発による放射能汚染水が、8/24に海洋放流(廃棄)の暴挙に出ました。
政府・東電は2015年、福島県漁業組合連合会や全国漁業組合連合会に対して、処理汚染水に関して「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」と文書で約束をしました。しかし、当事者や福島県民、日本国内、世界各地からの反対意見にも関わらず、十分な説明も合意形成もない中での「閣議決定」とする暴挙・強行です!
7月にIAEAが、処理汚染水の海洋放出は国際的な基準に整合しているという趣旨の包括報告書を発表しました。これにより、海洋放出がIAEAの「お墨付き」を得たと報道されています。しかし、判断基準とする東電が出した資料はごく一部のデータのみ。今までの東電の誤魔化しデータの報告では適切な判断は出来ないでしょう。1064基あるとされる貯蔵タンクの内、検査しているのは3タンクのみとの杜撰さ!酷い状況報告を示しています。(保管する全体汚染水タンクの3%しか過ぎません)
政府・東電は残留しているのは、トリチウムだけと。しかし、学者、一部マスコミでの報告では他の「処理出来ない核物質」が残留されているとの事です。希釈したら「大丈夫!」ではありません。放射能物質は自らから拡散、海洋自然界においては食物連鎖し、人間の食生活にも大いに関わる問題です。トリチウムの危険性についても、以前から指摘があります。大事な事は原発廃棄、現在の汚染水を出来るだけ止める対策。保管方法(「大型タンク貯蔵案」と「モルタル固定案」等あります。
現在、福一原発の最大問題である核中心部のデブリを取り除く事ですが、しかし、デブリ処理も一向に進みません。取り出しても処理する場所はありません。「ゴミ箱」なき原発を世界から無くす為に、「原発全廃・廃炉」を目指したいです。
神奈川ネットワーク運動 緑ネット
代表 熊谷暁